本日のマーケティーンでは10代の配信者が最近急増中のBIGO LIVE(ビゴライブ)というアプリの運営会社について徹底調査していきます。
BIGO LIVE(ビゴライブ)とは?
BIGO LIVE(ビゴライブ)とは、スマホやパソコンでライブ配信を個人で簡単にできるアプリサービスです。
最近流行している他のLIVE配信サービス同様に、基本的には視聴から配信まで無料で可能になっています。
主に使われている国は東南アジア諸国で、シンガポール、ベトナム、インドネシア、タイ、フィリピンなどで今はブームになっており、日本でも最近は宣伝車が走っていたりと本格進出してきました。
詳しくは↓の記事でまとめたのでよかったら合わせてみてみてくださいね。
BIGO LIVE(ビゴ ライブ)とは?ギフトアイテムや稼げるか、ゲーム配信などの詳細を徹底調査!
BIGO LIVE(ビゴライブ)の運営会社は?
さて、ではここからが本題です。
BIGO LIVE(ビゴライブ)の運営会社なのですがアプリをダウンロードするapp storeを見てみると
このようになっており企業名は
BIGO TECHNOLOGY PTE. LTD.
という記載があります。全く聞いたことがない社名ですね。おそらく海外企業であると思われます。
さてこの会社一体どんな会社なのでしょう。ということで次はこの会社が他に作っているアプリを見てみます。
このようになっており、BIGO LIVE(ビゴライブ)以外にも「LIKE」「Cube TV」というアプリをリリースしている会社だと判明しました。
この中の「LIKE」というアプリは実はアメリカで少し流行しているTikTokのようなアプリで実際に使っている人の動画もYouTubeに上がっていたりします。
アメリカではmusicallyがtiktokに買収されて以降、アメリカ人に馴染むリップシンクアプリがなかったという意見もありLIKEは少し使われていましたが、現在はそこまで流行はしていません。
また、この会社のホームページにいってみると
ということで動画や声についてのアプリを沢山つくって世界の人々の住み方やコミュニケーションの仕方を変えていきたいということのようですね。
またビジネスを行っているエリアについても載っており
このようにかなり多くの国でアプリを配信していることがわかります。
そして本社の所在地についても見てみると
このように地図が掲載されており、シンガポールにある会社だということがわかります。
この住所と本社ビルの名称「NGEE ANN CITY」から本社ビルを探してみた所
かなり華僑色の強そうなビルが本社だということがわかりました。
このビルはwikiediaによると1993年にオープンした、400億円ほどかけて作られた建物のようです。築年数は経っているものの結構豪華なビルにオフィスがありますね。
(追記)
またBIGO LIVEアプリの現状としてはcrunch baseによると、18歳から25歳に人気があり、リリースから1年の2017年時点で既に7000万人の登録、40分以上の平均利用時間、3000万人弱の月間アクティブユーザーがいるアプリということでした。
ということで本日のマーケティーンはBIGO LIVE(ビゴライブ)の運営会社についての特集でした。次回もお楽しみに!
YYによる買収(追記)
こちらの記事によると
ということでBIGOは大手企業に買収されたようです。(2019年3月末時点)
記事によれば
ライブ配信プラットフォーム大手の「YY(歓聚時代)」は…(中略)…「BIGO (BIGO Technology Pte. Ltd.)」の全株式を同日付で取得すると発表した。買収額は約14億5000万ドル(約1600億円)。
BIGOは…(中略)…昨年末時点の月間アクティブユーザー数(MAU)は全世界で6900万人だった。収益面では2017年10月に黒字化を果たしており、同年の売上高は3億ドル(約334億円)…(中略)…BIGOはYYが海外進出するために作られたとみられ、前出の李氏はBIGOのCEOも兼任していた。中国でライブ配信サービスの一般ユーザー及び有料ユーザーの伸びが鈍化する中、YYは早くから海外市場を見据えていたのだ。
今年1月に開かれたYYの年次式典でも、李氏はグローバル化が今年の重点戦略のひとつだと明らかにしていた。同社CFOの金秉氏も「BIGOとYYの場合、1足す1が2以上になる」とし…(中略)…李氏は今回の買収について、「BIGO Liveは中国以外の市場において、娯楽全般のライブ配信サービスで主導的な地位を築き続けており、LIKEもショート動画市場でユーザー数の急増と視聴時間の持続的な伸びを実現している。YYとBIGOが中国と海外双方で強みがある事業を組み合わせることは、YYがより質の高い配信コンテンツを生み出し、国際的な影響力を高めることに役立つ。また、世界中のユーザーコミュニティーに世界一流のユーザー体験を提供することで、YYは世界トップクラスの動画SNSプラットフォーム企業になる」と語っている。
YYはBIGOを買収することでかなり大きなシナジーを得るようですね。
実際にBIGOを買収した後のYYは中国のapp storeの売上ランキングでも上位20位以内に6つのアプリをランクインさせるトップ企業となっています。