今回は10代を中心に人気のアプリZEPETOについて、その概要、運営会社、使い方、流行の理由などについてまとめていきます。
ZEPETOとは?
一言でまとめると古くからネットでは使われている、“アバター”を3Dとして作成するアプリケーションです。アバターとは、化身(もう1人の自分)といった意味を持ちます。
アバターを作り、遊ぶ手順としては
- カメラアプリに搭載された顔認証システムを使い、自分の顔を撮影し、そのアプリ内に取り込む
- 自分の化身である”ゼペット”を3D化する
- SNS等に上げて友人同士で共有したり、ゼペットを持つ他人と繋がりをもつことができる
というものです。
ZEPETOの運営会社概要
ZEPETOの運営会社には、若者に流行しているsnowというアプリが大きく関係しています。
まず、snowというアプリをご存知でしょうか。
iPhoneやアンドロイド携帯等のスマートフォンで使用することができ、それらの顔認証システムを利用しているアプリです。
リアルタイムでカメラに映った人に対し、動物、アニメ等のキャラクターを合成したり、画面上をアレンジしたりと楽しむことのできるアプリケーションです。
このsnowの運営会社はネイバーの子会社CampMobile(キャンプモバイル)株式会社が行っています。CampMobileは東京都渋谷区に日本支店があり、他にもアメリカ台湾に支店があり、2016年8月1日にSnow Corporationが設立され、現在は同社からアプリケーションが提供されています。「LINE」を運営するLINE株式会社の関連企業であることが、CampMobile株式会社の特徴です。
そのアプリケーションの会社が新しくzepetoというアプリを発表し、今の10代20代といった若い世代がそのアプリを楽しんでいるようです。
ですので、実質的にLINEの関連企業のアプリということになります。
次にその使用方法を見ていきましょう。
ZEPETOの使い方
まず自分の使用している、iPhoneやアンドロイドといった携帯からAppストアやGooglePlayで無料でインストールします。
※現在の対応OS
iPhoneは、ios9以上
Androidは、Lollipop OS5.1以上
①アプリを起動
↓
②男女性別選択
↓
③自分の顔の写真をカメラで撮るか、画像内から取り込む
ステップとしては簡単で、たったのこの3つです。
あとは携帯の顔認証システムが自動的に自分のゼペットを作ってくれます。
自分の写真を使わなくても1からゼペットを作ることも可能です。
また、自動的に作られたゼペットを自分好みに調整することも可能です。やり方は、
ホーム画面の右側に表示されている
「フェイスマーク」を押し、髪、顔の輪郭、眉毛、目頭、目、鼻、口、あとは眼鏡、髭、ホクロ、そばかすなんかまでつけられます。
今までと少し違う魅力がこのゼペットにはあり、それは“ジェスチャー”選択することにより自分のゼペットが動き出すということです。服装や、インテリアも変えることでより自分の化身として、ゼペットがアプリ内で輝いていきます。
変更には大体コインが必要ですが、最初はコインが少ないので購入できるものも限られています。
欲しい場合はアプリ内課金をするか、若しくは画面の下の列に並んでるゲームボタン押すことで「毎日クエスト」というのがあるので、それをクリアすることによってコインを増やすことが可能です。
他にも、自分のプロフィールの画面から絵文字を作ったり、友達のゼペットと繋がりメッセージを交換することも可能です。
また作ったゼペットをアプリ内に留まらせず、SNSに上げたり、自らのSNSの自己紹介の顔写真代わりに使用してる人も多くいます。
Instagramでのzepeto
インスタからzepetoを知る
zepetoを使っている人は、このzepetoというアプリを知った経緯がインスタからというケースが多いようです。
Instagramでプロフィール画像にzepetoが使われていたり、友人の載せているインスタでの友達との画像がzepetoだったりというので興味を持った人が多くいます。
Instagramでzepetoを載せる人はどんなハッシュタグをつけて投稿するのかみていきましょう。
zepetoとハッシュタグ
Instagramにzepetoとハッシュタグをつけて打つと上位に上がるのは
- 「#ゼペットでヲタ活」
- 「#ゼペットカップル」
- 「#ゼペットプリ」
大体この3つです。
そのタグの意味している流行のゼペット使用法としては
- ゼペットで自分の好きなアイドルや芸能人を作る
- そのゼペットにグッズやアイテムを持たせたりする
- カップルのツーショットの被写体を写真ではなく、敢えてゼペットにする
- 友人同士がゼペットに加えたジェスチャーやポーズを人間の自分たちが、プリクラで同じポージングをし、撮りそれを載せる
などと、様々な使われ方でInstagramでzepetoはシェアされています。
まとめ
ここまでの内容から、ZEPETOの流行の理由としてはインスタがあげられるでしょう。
つまり、若者の流行最前線Instagramに使われたことでzepetoは流行ったのではないかと考えます。
さらにその背景には、被写体が人ではなくアバターという化身だからこそSNSへの投稿のハードルが低くなったということがあります。
例えば「今まで恥ずかしくて自分の写真を載せられなかった人」「素敵な恋人を周りに恥ずかしいけど知ってもらいたかった人」「SNS自体に顔写真をあげるのが怖かった人」達が、自分の化身であれば投稿しやすいから投稿してみようという気持ちになりやすいのがこのzepetoなのだと思います。
このクオリティの高いアバターは、ただ作って載せて終わりになるだけでなく、今後どのような使われ方をしていくのか引き続き注目していく必要がありますね。